ö
今日は、弊社で受けている編集仕事で、お客様のウェブサイトにあがっているデータをそのままダウンロードして、自動組版するという案件の、原稿ファイルを整理していました。
従来は手書き原稿で入稿されていたものですが、徐々にワープロのプリントアウトになったり、ワープロのフロッピーディスクがそのまま渡されたりという時期を経て、いまや、インターネットで公開中のページをそのまま原稿とする時代になりつつあるみたいです。
やっていると気付くのが、ウェブ上の原稿の文字の多彩さです。
冒頭に書いたマークは、顔文字ではなくて、オーウムラウトというドイツ語表記のアルファベット記号なのですが、これが、ウェブ原稿のソースでは、「ö」となっています。
これは、文字実体参照という表記の仕方で、ウェブサイトを作るときに利用する、HTML 言語の仕様で、対応表が用意されています。
他にも、「ℓ」(丸エル・リットルマーク)も、「ℓ」と書いて、これは、数値文字参照といいます。
参考サイト:
HTML4 で使える文字実体参照
原稿を入力するときには便利な文字実体参照、数値文字参照ですが、ウェブサイトの閲覧ブラウザによっては見えないことがありますし、原稿として使っても、編集側とのコンセンサスが取れていないと、変な校正があがってくることになりますので、ご注意ください。