気温と印刷刷版、そして無処理版

投稿時間:2007-08-07 22:11

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弊社で印刷に使うCTP刷版(しーてぃーぴーさっぱん:板状のはんこのこと)は、厚さ0.2mm程度のアルミの板の表面にあらかじめ薄く塗られている反応層に、レーザーを照射することによって、インキが着く部分と、着かない部分を作り分けています。

この刷版上に、お預かりした印刷データに基づいて、0.01mm単位(弊社の場合)で絵柄を作り分けていくことによって、印刷物の元になる「はんこ」ができあがります。

この「はんこ」、結構温度にデリケートなんです。

温度にデリケートなので、刷版を生成するプレートセッターという機械がある部屋には、今の時期は冷房が掛かっています。適温が気温20数度程度なんだそうです。

これが、適温は気温40度です、なんてことになっていたら……ぞっとしますね。

昔は、プレートセッターから出てきた刷版を、自動現像機、という機械に通して、現像をしていました。刷版は、現像液の状態にも敏感に反応していましたが、今の刷版は、現像液がいらない刷版(無処理版)になっています。薬材が不要になり、より環境に配慮したシステムになっております。

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