2008年1月8日のテレビ局のスクープ報道、「日本郵政の再生紙年賀はがきで古紙配合率40%指定であるのに実際には配合率が少なかった」件が、製紙大手5社の再生紙はがき製品の不正表示問題に発展してしまいました。また、年賀状だけでなく、印刷用紙についても不正表示があるようだとして、各メーカーが調査結果を公表したり、または調査中とのことです。
この問題の余波は様々なところに出ており、近々、私が参加するはずであった製紙メーカーの方が講演する環境セミナーが中止になってしまいました。製紙メーカー様の環境レポートを読んで勉強していたところだけに、複雑な感じがします。
技術的な問題、再生紙の原料調達の問題、コスト的な問題など、原因はいろいろいわれていますが、私たち印刷業は、製紙メーカー様の商品を取り扱う業者でもありますので、印刷業と、その先のお客様に対し、納得のいく説明がされ、健全な商品が提供されるようになることを期待したいと思います。