印行(いんこう)って知っていますか?
例えば、下のような印刷物があったとして、
シリアルナンバーと勘違いされることもありますが、印行は、そのとき刷った印刷物すべてに共通であるのに対し、シリアルナンバーと言った場合、大抵はすべての印刷物で違うものになっているはずですので、注意が必要です。
では、すべての印刷物に共通の文字列なのに、何に役に立つのでしょうか。
それについては、Print-Better 印刷のツボというサイトで解説がされています。
この印行名の存在意義は、前回印刷した印刷会社・部数・印刷した年月日を入れておくことにより、顧客側で次の印刷発注に役立てたり、印刷会社側では、在庫管理に役立てたりしています。このように、いつ印刷したものか、何部印刷したのか、印刷物そのものからわかると便利です。
発注者様側としての利点を考えると、例えば、同じようなデザインの書類を改訂して一部変更になったとき、印行の日付を変更するルールを定めると、印行により新旧が判断できますので、古い印刷物を間違って使用する事故を防ぐことが出来ます(古い印刷物は、リユース・リサイクルしましょう!)。
また、発注部数を書いておくと、定期的に増刷する印刷物(各種申請書など、各職場でオリジナルの印刷物があるとおもいます)を発注するとき、前回発注時の部数がわかりますから、発注がスムーズになるかと思います。
印行、ぜひ使ってみてください。