今年(2009年)8月29日に発売された、Mac用最新OS(オペレーションシステム)の「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」ですが、ニュースサイトのCNET Japanにて、以下のような記事が発信されていました。
アップル、「Snow Leopard」でのデータ消失問題を認める--修正へ取り組み:ニュース - CNET Japan
この1カ月、一部の「Mac OS X」ユーザーが、自分のゲストアカウントにログインした後で、個人的なデータが消失するという報告していた。そして、Appleは修正に取り組んでいると述べている。
弊社のような印刷データをお預かりして、印刷を請け負う立場の印刷会社では、OSのバージョンよりも、OSを利用して動作するソフトウェア(例えばIllustratorなど)のバージョンに関して敏感です。これはOSのバージョン更新はデータ出力業務においてはあまりメリットがないことによります。一方、印刷データを製作される立場の方にとっては、OSのバージョン更新による新機能を制作時に活用するために、いち早く導入を試みるということも行われているようです。米CNETのMacFixitによれば、この問題が発生するときは、次のような流れになるという。まずMacでゲストアカウントにログインし、その後で通常のアカウントにログインすると、一部のユーザーのケースでは、自分のデータがすべて消失しており、自分のアカウントが完全にリセットされているという。
せっかくの新しい製品なのですから、今回のニュースのようにユーザーの不利益になるような問題が無い状態で出荷してほしいところなのですが、ソフトウェアは、不良を完璧になくすことは非常に難しいと言われており、今回のSnow Leopardにも、残念ながら問題が残っていたのだと思います。
もし、今すでにSnow Leopardを導入済みのお客様がいらしましたら、上記サイトを参照し、該当操作を避けていただき、また、アップル社から対策の更新アップデータが発行されたら導入していただければと思います。