今日、カレンダーの制作の仕事がありました。それでちょっとした余談を思い出しました。
日本が現在採用しているカレンダーの暦は、グレゴリオ暦というものです。これは、大まかに言うと、4年に1回をうるう年とし、その年の2月29日を「うるう日」として1日増やすものです。
また、2000年の時に、うるう日になるかどうかという議論があったのを覚えている方もいるかもしれませんが、グレゴリオ暦では、うるう日の挿入条件というのがちゃんと定められています。よって、ルールをコンピューターの指令として組み上げる、プログラミング言語の練習問題として良く使われる題材です。
このカレンダーをプログラムで作る場合、つまり、プログラムで曜日を算出する必要がある場合、よく言われるのは、1582年10月12日よりも前は単純計算できない、ということです。グレゴリオ暦の起点が1582年10月12日であり、それより前の日は、計算上存在しますが、歴史上はないのです。実際、グレゴリオ暦の1582年10月12日(金曜日)の前の日は、ユリウス暦の10月4日(木曜日)となっているのです。
そんな昔のこと、必要ないよ! と思われる方もいるかもしれませんが、実は、2010年のカレンダーを作るためには、1582年10月12日が金曜日であった、ということをよりどころにして、一日ずつ累計して曜日が循環されるよう計算されているのだそうです。
カレンダーも、とても奥が深いですね。