印刷データ作成ガイド
文字の潰れについて(太字・線幅の設定)

このページでは文字の潰れについて掲載しています。

ソフトウェアの設定によっては文章や文字が読みづらくなる場合があるので、注意しましょう。

ワードやエクセルの太字機能での注意点

マイクロソフトのワード・エクセル・パワーポイントなどでは文字を太字(ボールド)にする機能があります。

ワード2007の太字機能

見出しや文章を強調したい時に便利な機能ですが、使い方を間違えると文字が読みにくくなってしまいます。

太字機能は文字が潰れやすい

この太字(ボールド)の機能は、PDF変換する際や印刷する際に、文字を少しずつずらし重ね合わせて擬似的に太く見せかけて出力・印刷します。そのため、フォントサイズが小さい場合や、もともと太めのフォントに適用させると、文字の白場がなくなってしまう「文字潰れ」が発生します。

ワードの太字使用例

▲ワードの太字使用例

太字機能を使わず文字を強調したい時は

文字を強調したい場合は、太めのフォントを使用するか、フォントサイズを大きくするといった対応をおすすめします。

太めのフォントに変更する例
MSゴシックの代わりに
HGゴシックE・HG創英角ゴシックUB
MS明朝の代わりに
HG明朝B・HG明朝E
太いフォントに変える

▲フォントによる太さの違い

Illustratorなどでの注意点

アプリケーションソフトによっては(IllustratorやInDesignなど)文字に線幅が指定できるものもありますが、線幅を太くしすぎるとワードなどと同じように文字が潰れてしまい、文字が読みにくくなってしまいますのでご注意ください。

Illustratorで線の設定をしたもの

▲Illustratorで線の設定をしたもの

Illustratorのパレット

▲Illustratorのパレット