印刷データ作成ガイド
PDF
PDFデータチェックリスト
PDF入稿をする前にデータのチェックを行いましょう。
このページでは印刷用PDFの確認をするためのチェックすべき点を紹介しています。
不備があるPDFは印刷トラブルや納品日の遅れの原因となります。必ずチェックしましょう。
以下のチェックリストをご確認いただきご入稿ください。
PDF形式で保存されていますか?
IllustratorやWordなどのデータでご入稿の場合は、オプションでDTP入稿かOFFICE入稿をお選びください。
PDFファイルは正常に表示されますか?
必ず、入稿前にAdobe AcrobatかAdobe Readerで開き、制作意図の通りに表示されるか確認してください。
※PDFファイルの確認用にAdobe Acrobat・Adobe Reader以外のソフトウェアを使用しないでください。印刷イメージと異なることがあります。
- Acrobat 8・Adobe Reader 8でPDFを確認する際の環境設定について
- Acrobat 9・Adobe Reader 9でPDFを確認する際の環境設定について
- Acrobat X・Adobe Reader XでPDFを確認する際の環境設定について
PDFはご注文サイズで作成されていますか?
PDFはご注文サイズで作成してください。ご注文サイズで作成されていない場合は、正しいサイズに直してご入稿ください。
Adobe Acrobatでの確認方法
メニューから「文書」→「ページのトリミング」を選択します。
ページのトリミングのウインドが表示されたら、余白のトリミングにある項目を「仕上りサイズ」に変更すると、右側のプレビューの下にサイズが表示され、確認ができます。
Adobe Readerでの確認方法
メニューから「ファイル」→「プロパティ」を選択します。
文書のプロパティが表示されたら上の項目(タブ)から「概要」を開き、詳細情報の「ページサイズ」で確認ができます。
ただし、Adobe ReaderではPDFファイルの全体のページサイズ(メディアボックスのサイズ)が表示されるため、トンボや塗り足しがある場合は、ご注文サイズより大きい数値になります。
正確な情報を確認したい場合はAdobe Acrobatをご利用ください。
PDFにセキュリティ設定をしていませんか?
セキュリティ設定は使用しないでください。セキュリティ設定がされたPDFは、当社で印刷用PDFとして処理することができません。セキュリティ設定をしない状態でご入稿ください。
Adobe Acrobat・Adobe Readerでの確認方法
メニューから「ファイル」→「プロパティ」を選択します。
文書のプロパティが表示されたら上の項目(タブ)から「セキュリティ」を開き、セキュリティ設定の確認ができます。
「セキュリティ方法」が「セキュリティなし」になっていることを確認してください。
PDFのフォント情報を確認しましたか?
PDFは変換設定を正しく行っていればフォントが自動的に埋め込まれます。
しかし埋め込みできないフォント(もしくは何かしらのトラブルで埋め込みされなかったフォント)もありますので、PDFのフォント情報を確認してください。
Adobe Acrobat・Adobe Readerでの確認方法
メニューから「ファイル」→「プロパティ」を選択します。
文書のプロパティが表示されたら上の項目(タブ)から「フォント」を開き、フォント情報の確認ができます。
全てのフォント名の横に「埋め込み」または「埋め込みサブセット」と表示されていればOKです。
「埋め込み」または「埋め込みサブセット」と表示されていないフォントが見つかった場合は、PDF変換前の元データで埋め込みできる他のフォントに修正しPDFに変換し直してください。
フォントが埋め込まれていない場合は、変換設定が誤っている可能性もあります。ご確認ください。
ご使用のフォントが埋め込み可能かわからない場合でIllustratorをお使いの場合は、フォントをアウトライン化してあれば問題ありません。
PDFに注釈やコメントが使用されていませんか?
PDFには注釈やコメントをつけることができますが、これらを使って作られた文字や図形は弊社の印刷サービスでは印刷されません。
注釈やコメントを使用しないでください。
Adobe Acrobatでの確認方法
メニューから「注釈」→「注釈のリストを表示」で注釈の確認ができます。
Adobe Readerの場合
メニューから「表示」→「ナビゲーションパネル」→「注釈」で注釈の確認ができます。
CMYKカラーで作成されていますか?
対象
当社の印刷は、CMYKカラーでの印刷が基本となります。
RGBカラーで作成されている場合は、CMYKカラーに変換してご入稿ください。
対象
WordやPowerPointなどのビジネスソフトでは、基本的にRGBカラーで作成され、CMYKカラーを選択することができません。
WordやPowerPointから作成されたPDFデータのカラーは当社にて自動的にCMYKカラーへ変換いたしますが、CMYKカラーはRGBカラーより表現できる色域が狭いため、制作時に意図したカラーとは異なる場合があります。ご了承ください。詳しくは下記のページをご覧ください。
特色(スポットカラー)が使用されていませんか?
対象
DTPソフトウェアで作成されたデータには、特色が含まれていることがあります。特色はCMYKカラーに変換してご入稿ください。
入稿されたデータに特色が使われていた場合は、当社にてCMYKカラーでの擬似色に自動変換いたします。特色に透明効果やオーバープリント設定がされていると、まれに文字や図形が欠落したり意図した通りに印刷されないことがあります。ご注意ください。
特色印刷をご希望の方は、別途窓口にお問い合わせください。
※スウォッチパネル(パレット)にもご注意ください。スウォッチパネルに特色が登録されたままPDF変換すると、PDFの仕様上、印刷できない場合があります。
オーバープリントを使用していませんか?
対象
DTPソフトウェアにてオーバープリント設定を行うと、意図しない印刷結果になる場合があります。オーバープリント設定は使用しないでください。
もし使用されていた場合、印刷結果に対しての責任は負いかねますので予めご了承ください。