印刷データ作成ガイド
Photoshopでポストカードを制作してみる
ハガキ・ポストカードサイズの印刷物のデータを作成するという例で、どのようにPhotoshopで作成していけばよいかを簡単に説明いたします。
Photoshopだけでハガキ・ポストカードを制作してみる例を挙げてみます。
ハガキのサイズは一般的には100×148mmです。
印刷用のデータとして制作する時、仕上がりの端まで印刷がある場合は塗り足し(裁ち落とし)という領域がさらに必要になります。(仕上がりの端まで印刷がない場合は必要ありません)
一般的に、この塗り足し(裁ち落とし)は上下左右+3mmずつ作成します。
このため、Photoshopで作成するドキュメントのサイズは100+3+3=106mm、148+3+3=154mmの106×154mmのものを作成すれば良いことになります。
※以下の説明、 ダイアログ等はMacOSX(10.4.11)・Photoshop CS3で作成されています。
実例
それでは早速ドキュメントを作ってみましょう。
新規ファイルの作成・設定
メニューから「ファイル」→「新規」を選択します。
「新規」のダイアログでは以下の様に設定します。
- 幅と高さの値
- 先ほどの106mmと154mmを入力します
- 解像度
- 400pixel/inch位にします(単位に注意)
- カラーモード
- CMYKカラー 8bit
- カンバスカラー
- 白
ガイドを引く
仕上がりの位置にガイドを引きます。
メニューから「ビュー」→「新規ガイド」を選択します。
新規ガイドダイアログが出たら「垂直方向」を選択して、位置は「3mm」と入力し、OKをクリックします。
左から3mmの所にガイドが引かれました。
あとは垂直方向・103mm、水平方向・3mm、水平方向・151mmと上下左右のガイドを同じように作成します。
このガイドのラインで断裁されるので、文字などがこのラインに近づきすぎないように注意をしましょう。
デザインする
ファイルの保存・書き出し
作成したデータはPhotoshop形式で保存します。
あとは入稿したい形式に合わせてPhotoshop EPS形式での保存やPhotoshop PDF形式での保存を行い、入稿します。