解説
RIPとは?
RIPとはRaster Image Processorの略です。
入力されたデータ(PostScriptなど)を出力機器・出力ターゲット(プリンター・プレートセッター・画像ファイル・画面など)に合わせてビットマップ(ラスターイメージ)化のための演算(計算)をするシステムのことです。
基本的には出力機器・出力ターゲット毎にRIPが用意されています。
PostScriptプリンタではプリンタにRIPが内蔵されている場合もあります。
またWindowsやMacのOS上でソフトウェアとしてRIPを動作させる場合もあります。これをソフトウェアRIPと呼びます。
RIPを使用するときの注意点
RIPが異なると出力結果が異なる場合があり、プリンタのRIP出力と製版用のRIP出力で異なることもあります。
また同じRIPでも出力機器・出力機器・ターゲットが異なるとビットマップ化の演算が異なるため、同じデータを入力しても出力機器・出力機器・ターゲットにより出力の結果が異なる場合があります。
異なる例としては、線の形状が異なる・画像の出力イメージが異なるなどが挙げられます。