“中綴じ” の意味・解説

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中綴じ
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表記・読み

解説

中綴じとは、の中央に針金を通して綴じる綴じ方です。針金を使用する場合は「針金綴じ」ともいわれます。

※針金を使わずに糸を使う方式もありますが、吉田印刷所中綴じは針金を使用します。

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週刊誌や情報誌などでよく見られる製本方式です。コスト的に安価な綴じ方です。


中綴じは4ページ単位で綴じます。

このため、例えば16ページが既にあって、1ページ(両面で2ページ)を追加したい場合は、16+4ページで20ページにしなければ中綴じができません。


ページ数が多く、紙が厚い場合、中綴じしづらい場合があります。

吉田印刷所では最大96ページの中綴じに対応していますが、用紙によっては中綴じができない場合もありますので、ページ数が多い中綴じは事前にお問い合わせください。


ページの端のデザインに注意

中綴じは以下の図のように、サイズを調整するために仕上げ断裁を行いますので、折った内側にあるページと外側にあるページの幅が異なってきます。

このためインデックスやノンブルなどがページの端にある場合にはデザインデータで注意が必要です。

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以下の写真は、64ページの中綴じで最も内側のページと最も外側のページを撮影したものです。

印刷用データ(DTP)では同じ位置にノンブルを配置していますが、実際の仕上がり位置は、紙の端からそれぞれ4mm、7mmと大きく違います。

面付け時に送り込みの処理を行わなかった場合の例です。

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冊子を平らにすると、ページの横幅が異なるので台形になっています。

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面付けについて

面付けは例えば32ページの4ページ掛け中綴じの場合、以下のようなページ配置になります。

吉田印刷所印刷では、A4サイズの場合は基本的に16ページ分まとめて印刷するので、上の4折り、下の4折りで印刷の台は分かれます。

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写真で見る中綴じ

中綴じは比較的少ないページ数でよく使われる綴じ方です。ホチキスのような針金での部分を綴じる綴じ方です。(針金綴じとも言われます)

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の部分はページが多くなってくると丸みを帯びてきます。

以下の写真は64ページの印刷物です。(マットコート紙を使用しているので多少厚みがあります)

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の部分は針金で綴じられています。

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中側から針金綴じの部分をみると以下の写真のようになっています。

真ん中のページで見開きのデザインの場合、針金の部分に文字などがかからないように注意してください。

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業界によっては中綴じ製本が禁止されています

食品業界や教育業界の印刷物では、子どもが中綴じの針金でケガをするのを防ぐため、また、異物混入の防止のために、中綴じ製本を禁止している場合があります。ご注意ください。

その場合は、無線綴じ製本や折り糊綴じ製本(エコ綴じ)などをおすすめしております。



ページ数がそんなに多くないものであれば、折ったものを重ねていくスクラム製本(=中綴じで針金綴じをしない)というものもあります。



動画で見る中綴じ製本機

中綴じ製本機の内部をわかりやすく見れるようにすると以下の動画のようになります。

※実際の製本作業の時には安全のため、フタは閉じて動作させます


無線綴じ製本と比べたときのメリット・デメリット

メリット


デメリット

  • 100ページ以上では製本が対応不可能もしくは困難
  • 無線綴じより高感が劣る
  • のデザインができないので本棚に冊子を並べたときに見つけづらい
  • 中綴じは4ページ単位でしか製本できないので、ページ構成が無線綴じより柔軟ではない
  • ページが多いと無線綴じより小口部分のズレ(=ページ幅のズレ)が大きくなる
  • 食品系・教育系・介護系では中綴じが使用できない場合がある

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