“非木材紙” の意味・解説

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表記・読み

解説

非木材紙とは、木材以外のパルプを原料に含む用紙のことを指します。(狭い意味では原料全てが木材以外のパルプである用紙を指します)

木材以外のパルプの原料には、主にケナフ・バガス(サトウキビの絞りカス)・竹・コットン・藁(わら)などが挙げられます。


非木材紙はインキの乾きなどの印刷特性を優先する用紙ではなく、環境配慮(エコ)や原料に由来する用紙の風合いや手触りなどに重きを置いた用紙です。

このため、インキの乾きは一般的なコート紙より劣る面があり、総インキ量が多い濃い絵柄の場合、乾燥までに非常に多くの時間が掛かります。また、印刷の調整にも時間が掛かることが多く、余裕を持った納期・スケジュールで作業を行うことが薦められます。

印刷の納期・スケジュールがタイトな物件では印刷現場や製本加工現場との十分な打ち合わせを行うことをお薦めします。


非木材紙の例

  • ケナフ…ケナフ100GA(原料:ケナフ100%)
  • バガス…GAバガス(原料:バガス100%)
  • 竹…タケバルキーGA(原料:竹100%)
  • コットン…GAコットン(原料:コットン100%)/NTラシャ(原料:コットン25%)