解説
総インキ量とは、色を構成する1画素に対して重ね合わされたインキの合計を指します。
プロセスカラーの場合はCMYKで400%が最大の総インキ量になります。
絵柄の広範囲で総インキ量が高い場合(=インキ使用量が多く、濃い場合)、印刷時にインキの定着や乾きの問題により裏移りやブロッキングの問題が発生しやすくなり、印刷物が汚れる原因になります。
印刷の用紙・インキ・印刷機などによって総インキ量の限界値は異なっています。
総インキ量の限界値は新聞では250%(朝日新聞・読売新聞・毎日新聞・産経新聞)、雑誌広告では320%(雑誌広告デジタル送稿推進協議会)、一般商業印刷では300~360%といわれています。(全てプロセスカラーの場合)
CMYK全ての色でインキ濃度100%を指定されている色を総ベタと呼ぶこともあります。
※「濃度が高い」という表現では「インキそのものの濃度が高い」ということを指すこともありますが、「総インキ量が高い」ということを指す場合にも使用されます。ご注意下さい。
関連情報・参考資料
- あっと!デジタル ver.8 朝日新聞社広告局 - @ADV(朝日新聞)
- 原稿サイズ・入稿方法 朝日新聞社広告局 - @ADV(朝日新聞)
- 読売新聞・デジタル入稿のご案内(読売新聞)
- デジタル入稿|毎日新聞社広告局(毎日新聞)
- 広告制作ガイド:デジタルデータ入稿案内 | 産経新聞 媒体資料インターネット版(産経新聞)