解説
面付けとは、刷版に対して印刷・断裁・製本加工の都合を考えて、複数ページを配置していくことを指します。
またはページを単数もしくは複数配置していくことを指します。
面付けの例
できあがる製品によっては、ページ毎に断ち落としのサイズを変更したり、クリープ・送り込み・ミーリングなどを考慮してページの位置を移動したりする場合もあります。
ページを配置すると同時に印刷・断裁・製本加工に必要なコントロールストリップ・トンボマーク・針位置確認用マーク・印刷管理マーク・刷版番号・背標・背丁などの情報も配置します。
印刷・断裁・製本・加工に関わる非常に重要な作業です。
後に関わる工程での制限事項などを十分に把握して面付けを行わないと以下の問題が発生するおそれがあります。
必ずしも用紙に目一杯面付けすれば良いというものではないということに注意をしてください。
面付けを行う際は、印刷機・断裁機・製本機・加工機の仕様を必ず確認するようにしてください。
面付け用ソフトウェアについて
面付けは面付け専用のソフトウェアがあります。マークの自動配置、ページ物の流し込み、送り込みの自動計算などの機能が付いており、効率よく面付け作業ができるようになっています。