“アタリ画像・アタリ” の意味・解説

  • 公開:
  • 更新:
  • 制作/編集:
目次
Loading...

表記・読み

解説

アタリ画像とは、レイアウトやデザインの際に入れておく一時的に使用する画像のことを指します。単にアタリともいう場合もあります。

アタリ画像には低解像度の画像(粗画像)や補整前の画像がよく使用されます。


実画像

▲実画像(最終的に使う画像)


アタリ画像

アタリ画像(レイアウト時に便宜的に使う画像)


レイアウトやデザインの時には低解像度の画像を貼り込んでおき、位置の指定やサイズ、切り抜き指示などを行います。これは最終的なレイアウトやデザインが決まっていない段階で高解像度の画像を用意しようとすると、データ量が大きいために表示が遅くなり作業効率が著しく低下したり、デザイン変更の際に画像のサイズが変わったり切り抜きが変わったりする時に解像度切り抜きが不適切になるためです。


アタリ画像を使用する場合は、最終的なデータ作成の際に、低解像度の画像と高解像度を入れ替えます。

または、出力の際に低解像度の画像と高解像度を入れ替える処理を行い出力します。(いわゆるOPIの機能を利用します)


解像度の画像と高解像の画像の入れ替え忘れがない様にワークフローや確認をきちんと確立させておくことが大切です。

特にレイアウトソフトにEPS画像を貼り込んで、PostScript(PS)に対応していないプリンタでプリントアウトを出力している場合は、EPSのプレビュー画像がプリントアウトされていることが多いため、低解像度と高解像度の画像入れ替えチェックのミスが発生する恐れがあります。注意が必要です。