解説
PNGとは、Portable Network Graphicsの略で、主にウェブで使用される画像形式のひとつです。
PNG形式は以下のカラー情報で保存することが可能です。
- モノクロ2階調
- グレースケール
- 8bitのインデックスカラー
- RGB 各色8bit 合わせて24bitカラー
- RGB+透明 各色8bit 合わせて32bitカラー
- RGB 各色16bit 合わせて48bitカラー
- RGB+透明 各色16bit 合わせて64bitカラー
RGB各色合わせて24bit以上のカラーで保存した場合は、階調豊かに画像を保存することができます。
また透明の情報も含めて保存できるため、半透明の画像やボケアシのある画像の保存をすることが可能です。
ウェブや印刷物などでよく見る「いらすとや」の画像ファイルもPNGファイルです。
いらすとやの画像ファイルは「RGB+透明 各色8bit 合わせて32bitカラー」になっています。※以下の画像は「8bitのインデックスカラー」(透明情報あり)で保存し直しています。
画像出展:四つ葉のクローバーを発見した人のイラスト(女性) 非接触体温計のイラスト(手)(いらすとや)
可逆圧縮といわれる圧縮方式のため、PNG形式で保存したものは元の画像と一致します。
※元の画像が24bitのカラーの画像を8bitのPNGに保存した場合は、階調が少なくなっているので、元の画像とは違います。
ファイルサイズについて
風景や人物などの写真的な画像の圧縮率はJPEG画像に比べると劣る場合が多いですが、図形や漫画やアニメの様な同一のカラーが多く並ぶ画像の場合、JPEG画像よりファイルサイズが小さくなる傾向にあります。
このため、スクリーンショットなどの画像は、文字や背景などの情報がはっきりしており、同一のカラーが多く並ぶことが多いため、JPEG形式で保存するより、PNG形式で保存した方が、ファイルサイズが小さく、なおかつきれいに画像を保存できることが多くあります。
※写真などが入っているスクリーンショットではJPEGの方がファイルサイズが小さくなることが多いです。
拡張子
関連情報・参考資料
- Portable Network Graphics(Wikipedia)