解説
SMBとは、Server Message Blockの略でWindowsで使用されているネットワーク通信プロトコルのことで、プリンタの共有やファイルの共有を行うために使用されています。SMBはMicrosoft独自の通信プロトコルです。
Windows 2000・Windows XPでは、SMBの仕組みを拡張したCIFS(Common Internet File System)という仕組みも搭載しており、Windows以外にもプリンタの共有やファイルの共有がインターネットを介しても行えるようになっています。
CIFSはドキュメントが公開されたオープンな仕様になっています。
このCIFSの実装されたプログラムとしては「Samba」があり、UnixやMac OS Xなどで実装されています。
Mac OS XでのSMB接続の手順
Finderのメニューから「移動」→「サーバーへ接続」を選択します。
「サーバーアドレス」に「smb://接続したいサーバー」を入力し、「ブラウズ」をクリックします。
SMBとAFPのファイルの見え方の違い
同じサーバーにAFP(Apple File Protocol)で接続、SMBで接続します。(左がAFP接続・右がSMB接続)
AFPにMac OSからファイルをコピーします。左側と右側は拡張子がない/あるだけの違いでファイルの中身は同じです。以下の図はAFPで接続したサーバーをFinderで開いた状態です。
SMBで接続したサーバーをFinderで開くと以下のような状態になります。
アイコン情報は基本的になくなり、拡張子がないファイルはアイコンが「黒いアイコン」になってしまいます。このファイルをIllustrator・Photoshopへドラッグ&ドロップして開こうとしても開かない場合があります。
サーバーの接続方式によってはファイルを正常に開くことができなくなったり、作業に支障が出たりする場合があるので、サーバーの接続方式には十分注意をして下さい。