解説
歯とは、文字と文字の間隔(字送り)や行と行の間隔(行送り)のサイズを表す単位のことです。
1歯=0.25mm=1Qなので「歯」と「Q」は同じサイズですが、「歯」は言葉の成り立ちから、字送り・行送りのことを示し、「Q」は文字のサイズのみを示すことが一般的です。
Qとは英語のquarter(=1/4)の意であり、1Qは1/4mm(0.25mm)である。このQに同音の漢字をあてて級と表記することが多い。しかし写真植字機では、文字を使用頻度によって分類する単位として「級」が使用されるので、両者の混同を避ける意味もあり、文字サイズについては「Q」と表記するほうが正確だとされる。また歯数は、文字盤を歯車で機械的に操作していた時の移動量に由来しており、1歯は0.25mmである。歯数はQに倣ってHと略記されることがある。
写真植字機 - Wikipedia