解説
純白ロール紙とは、包装紙の用紙として非常に良く使われる薄い印刷紙のことです。包装紙の用紙としては代名詞といえる用紙です。
小袋用や日めくりカレンダーの用紙にも使用されます。
名前の通り、紙色は白く、適度な張りがあり、触れるとシャリシャリした感覚があります。
片面は光沢面で、片面は非光沢の更面(ざらめん)です。
光沢面に印刷することで、洋風の包装紙のイメージを、更面に印刷することで、和風の包装紙のイメージを出すことができます。
製紙会社で純白ロール紙は銘柄が付いていることが多く、代表的なものとしては以下のものが挙げられます。
製紙会社 | 銘柄 |
---|---|
日本製紙パピリア株式会社(旧三島製紙株式会社) | 白銀 |
日本製紙パピリア株式会社(旧日本大昭和板紙株式会社) | 白兎 |
北越紀州製紙株式会社 | はまゆう |
王子マテリア株式会社 | 白夜 |
印刷で使用する場合のポイント・注意点・印刷適性
米坪量 | 連量〈四六判〉 | 厚さ | 用紙サイズ | 最大印刷可能サイズ |
---|---|---|---|---|
30g/m2 | 26kg | 0.037mm | 939×636mm | 913×608mm |
35g/m2 | 30kg | 0.048mm | 1050×750mm | 1022×725mm |
40g/m2 | 34.5kg | 0.056mm | 1050×750mm | 1022×725mm |
45g/m2 | 38.5kg | 0.062mm | 1050×750mm | 1022×725mm |
50g/m2 | 43kg | 0.072mm | 1050×750mm | 1022×725mm |
65g/m2 | 56kg | 0.080mm | 1050×750mm | 1022×725mm |
※厚さは弊社測定値です。
印刷の乾燥性が通常の用紙と異なります。
蛍光染料を使用していないため、食品に触れる包装や各種加工用としてご利用頂けます。
食品包装材として使用する場合、印刷した面が食品に直接触れないように注意を促してください。また、用紙に触れる方が用紙を舐めてしまう可能性がある場合(お子様などが舐めてしまう可能性がある場合)には、インキの成分が溶け出しにくいとされる「折り紙用インキ」にする必要があります。
印刷をする場合には、光沢面・更面のどちらに印刷するのかを必ずご指定下さい。
関連サービス
吉田印刷所では、薄葉紙(極薄紙)である純白ロール紙にカラー印刷できる技術を持っております。
カラー印刷の表現にご興味ある方は、詳細を以下のページからご覧ください。