解説
レーヨン紙とは、木材パルプなどから化学合成して作られた繊維「レーヨン」をベースとした不織布のことです。
化学繊維紙(化繊紙)の一種です。
見た目は、一般的な木材パルプを使用した薄い紙に似ています。
コート系の用紙のような光沢感はありませんが、片面に多少光沢(艶)があり、肌触りはさらっと滑らかな質感です。反対側の面は和紙の様な更面(ざらめん)になっています。
素材は柔らかく、薄い紙のように折り目がすぐにつくのではなく、波打った状態に柔らかく折れ曲がります。
このため、包装する際に、ゆったりと密着します。
また薄い素材のため、下にある物がほんのりと見え程度の透明度となっています。
ナガロンは蛍光染料を使用していないため、食品用としてお菓子の包装や各種包装にお使いいただけます。
印刷で使用する場合のポイント・注意点・印刷適性
米坪量 | 厚さ | 用紙サイズ | 最大印刷可能サイズ |
---|---|---|---|
20.0g/m2 | 0.042mm | 788×545mm | 732×517mm |
※厚さは弊社測定値です。
印刷の乾燥性が通常の用紙と異なります。
印刷の際は光沢面(艶)か、更面(ざらめん)かご指定下さい。
お菓子の包装などでご使用の際は、印刷の絵柄が食品と触れないデザインをお薦めします。
関連サービス
吉田印刷所では、レーヨン紙(不織布)であるナガロンにカラー印刷できる技術を持っております。
カラー印刷の表現にご興味ある方は、詳細を以下のページからご覧ください。