薬袋事業を始めた経緯について

当社の薬袋開発は「手書き薬袋」が主流であった昭和58年(1983年)にスタートしました。

当時は忙しい調剤業務の傍ら、薬剤師が一枚一枚患者名や処方内容を手で記入していたわけです。

私の父である先代の吉田久二は、病身の妻のため訪れた病院で、処方薬を何時間も待ち続ける患者の姿を目の当たりにし、「薬袋が自動印字されれば、具合の悪い患者が早く休めるのでは」と、新しいタイプの薬袋開発に乗り出しました。

患者様の苦痛を少しでも和らげたいと始めた開発でしたが、当初考案した方法では残念ながら実現化に至りませんでした。

しかし「薬局で働く方や患者様のために役立つ製品を」という情熱を持ち続け、新たな方法による薬袋開発を進めてきました。

現在当社で製造・販売している「フラット加工薬袋」は、プリンター印字が普及した今だからこそ抱える問題を解決すべく、お使いになる薬剤師様のご意見も踏まえながら開発されました。

開発以後も改良を続けた結果、紙の凹凸をなくすことに成功し、プリンター印字でもトラブルの極めて少ない薬袋となっています。

会社全体といたしましては、お客様へ利便性の高い製品をご提供することに加え、今後は環境問題への配慮も忘れてはならないと考えております。

製造工程で発生する無駄を徹底的に排除した上で、システムそのものを見直し、環境に配慮した商品・技術開発、資材調達を行う「循環システム」を作り上げていくことが、未来へ繋ぐ製造業の基本姿勢だと考えております。

社会全体と調和のとれた最適を考え、自社の最適だけではなく患者様の最適も考慮した薬局・医院様を支えていくサービス開発に努めて参ります。

吉田会長

2010年10月

取締役会長 吉田 和久

※コメント・写真は吉田和久が社長だった当時のもの

会社概要

会社名株式会社 吉田印刷所
代表者名吉田 泰造
本社
〒959-1835 新潟県五泉市今泉947-1
薬袋販売 受付窓口

〒959-1852 新潟県五泉市荻曽根179

TEL 050-3536-5518 または 0250-42-5009
FAX 0250-43-2759

営業時間 平日9:00~17:00(土日祝休業)

更に詳しいご案内につきましては、コーポレートサイトをご覧ください。

吉田印刷所のコーポレートサイト

社会活動

吉田印刷所では様々な社会活動を行っております。その中でも医療分野での活動をご紹介します。

災害時の薬袋支援活動

災害時の薬袋支援活動

2011年3月11日発生の東日本大震災において甚大な被害を受けた東北3県の薬剤師会様に対し、薬袋の緊急支援を実施しました。

  • 2011年3月15日(火):福島県薬剤師会 薬袋20万枚(白袋)
  • 2011年3月16日(水):岩手県薬剤師会 薬袋20万枚(災害対応緊急薬袋)
  • 2011年3月19日(土):宮城県薬剤師会 薬袋20万枚(災害対応緊急薬袋)

以上、合計60万枚を各県の薬剤師会へ緊急支援物資として直接持ち込みました。

2024年1月1日発生の能登半島地震において被害を受けた石川県薬剤師会様に対し、薬袋の緊急支援を実施しました。

  • 2024年2月6日(火):石川県薬剤師会 薬袋2万枚(災害対応薬袋)・義援金10万円[持ち込み]

災害用緊急薬袋の普及活動

災害用緊急薬袋の普及活動

東日本大震災での支援活動を踏まえ、当社では薬袋の分野でも緊急時の備えが必要であると考えております。

緊急時に、より適切な医療を患者に提供するために、災害用緊急薬袋の開発を継続して行う他、この薬袋を日本薬剤師会に対し無償提供するなど、普及活動も同時に行っております。

また、必要とされる地方自治体様、団体様へ販売も行っております。

災害用の薬袋については以下のページをご覧ください。

災害用備蓄薬袋

おくすり手帳の啓蒙活動

おくすり手帳の啓蒙活動

当社では、患者様がより適切な医療を受けられるために、おくすり手帳の利用促進に努めております。

親しみやすいデザインで医院・薬局様向けの啓蒙ポスターを作成し、お客様に配布するなどの活動を行っています。

そのほかの社会活動

そのほかの社会活動につきましては、コーポレートサイトをご覧ください。

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