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ブランド・ジャパン2014、トップ10の半数以上が入れ替わり(日経ビジネスオンライン)

日経BPコンサルティングが調査した企業のブランド力調査の結果が記事で紹介されていました。BtoCの部門では、「フレンドリー(親しみ)」「コンビニエント(便利さ)」「アウトスタンディング(卓越性)」「イノベーティブ(革新性)」を指標とし、BtoBの部門では「先見力」「人材力」「信用力」「親和力」「活力」を指標としているそうです。

こうした評価軸の違いは調査会社の長年の経験から導き出されたものだと考えられます。企業・団体・個人のブランドは、運営をBtoC・BtoBのどちらに多く注力しているかで、ブランドの評価軸が大きく変わってしまうことに注意しなければいけません。ブランドは「信頼力・信用力」とも言えますが、BtoCではそうした継続的な力より瞬発力的な部分の力を求められており、「信頼力・信用力」は大きな指標ではないといえます(重要で無いとはいいませんが)。

お客様にどう見られたいか、お客様はどう見ているか(見ようとしているか)を理解することがブランド構築のポイントであるといえるでしょう。

「国産家具表示」が認定事業者33社でスタート(インテリアビジネスニュース)

「MADE IN JAPAN」に代表されるように、日本国内で生産されたもののブランド価値はまだまだ高いと思います。国内生産をアピールする取り組みとして家具業界が、「安全」「安心」「環境」を軸として「国産家具表示」を開始しました。

マークを見ただけでは国産である以外、細かなことは分かりませんが、強度などの安全性の基準をクリアしていること・原材料の木材が合法的なものであること・シックハウス症候群の原因のひとつとされるホルムアルデヒドの基準をクリアしていること、修理対応ができることなどの自主基準があるそうです。

一つの製品を長く使ってもらうための取り組み、そして環境や社会に対する責任を果たすものであるようです。単なる「国産」というだけでなく、製品品質・社会的責任まで取り組んでいることをもっとアピールできれば国産家具のブランド価値が向上することと思います。今後の取り組みに期待したいですね。

参考:現場にアタック(TBS RADIO 森本毅郎・スタンバイ!)

「SNSはブランディングに効果あり」、HISが調査結果を公表(ITpro)

いわゆるFacebookページの投稿はFacebookページで「いいね」を押しても、ユーザーのタイムラインに投稿が優先的に表示されるわけではありません。基本は繋がりが強いユーザーやFacebookページの投稿が表示されるアルゴリズムになっているので、いいねを押してくれたファンであってもFacebookページでシェアしたくなるような魅力的な取り組みをしなければいけないわけです。

HISのFacebookページを見てみると写真を使った投稿が多く、鮮やかで変わった景色の投稿はシェアやいいねの数が非常に多くなっていました。クイズで出されていた景色の場所に行った人のコメントなどもあり、そうした他の方の生の声も旅行への後押しになっていると感じました。

ただHISの調査結果ではファンになっていても、Facebookページで紹介されている商品を購入することが低いと報告されています(見てみると、いいねの数も少ないです)。Facebookでは商品の売り込みをメインに行うより、ブランディングをメインに行うべきであると結論づけられています。Facebookはビジネスの場ではなく交流の場であって、その考えの下に対応していくべきなのでしょう。